2018年7月、一部のブラウザにてSSL未対応のサイトを表示した際、
警告が表示されるようになりました。
対象となっているブラウザはGoogleの開発したchrome。
Googleはかねてより、「セキュリティは再優先事項」として、
2010年から段階的に取り組みを行ってきています。
そもそもSSLとは?
SSLが重要!SSL化されていないと警告が出る、というのはご存知の方が多いかと思いますが、
そもそもSSLってなんなのでしょうか?
SSLとは、WEBサイトを閲覧、使用することによるやり取りを暗号化するための仕組みです。
例えば、通販サイトで欲しいものを探し、購入する。
この一連の流れの中には、ユーザ(閲覧者)の名前やメールアドレス、住所など個人情報含まれています。
webサイトとユーザとのやり取りを暗号化していない場合は、
それらの個人情報をそのまま送信しているため、データの盗聴や改ざんの被害に合う可能性が高まります。
webサイトとユーザとのやり取りを暗号化することにより、
それらのリスク対策を行えるのがSSLなのです。
SSL化するメリット
SSL化のメリットは複数ありますが、本日はその中でも大きなメリットとなる3つをご紹介します。
・・・ セキュリティの強化 ・・・
一番のメリットは、セキュリティが高まることです。
問い合わせをした直後から、スパムメールが増えた、などの事象を防ぐ事ができます。
・・・ なりすましサイトでないことの証明 ・・・
SSLは、第三者機関のSSL認証局からの証明書が発行され取得することができます。
そのため、サイト全体のSSL化をするということは、第三者機関からの証明がされている=なりすましさいとでないことを証明できます。
・・・ 検索結果への影響 ・・・
データとしてはまだ蓄積はないものの、2014年の時点でGoogleから「Https化したサイトを優遇する」と明言していますので、今後大きく影響が出る可能性は高いと考えられます。
SSL化に対応していないサイトは今後どうなる?
現在はアドレスバーに
と表示が出ている非SSL化サイトですが、
2018年10月からは、非SSL化のサイトになにか情報を入力した時、
アドレスバーの警告部分が赤文字となり、一層非SSLであることが強調される予定です。
SSL化をする際に気を付けること
昨今は使用するサーバによっては無料のSSLも使用できるようになっています。
無料のものでもサイトのSSL化はされますが、
中にはChromeにSSL化したと認められないSSLもあるので、注意が必要です。
また、SSL化した後も
「http」から「https」への適切なリダイレクトの処理や、
Google Analyticsやサーチコンソールの調整を行う必要がありますのでご注意ください。
特にリダイレクトについては、最後のこの一手間を忘れてしまうと、
SSL化したのに順位が下落!なんてことも起こる可能性があるので要注意ですよ!
まとめ
SSLについていかがでしたでしょうか?
引き続きこうした最新情報を随時提供してまいりますので、
ぜひチェックをお願いいたします\(^^)√