Indeedは、無料で求人情報を掲載できるサイトです。しかし、有料掲載を利用すれば、自社の求人情報が優先的に表示されるため、より多くのユーザーにアプローチできます。
有料求人の掲載料は、AIによる自動入札によってクリック単価が決まります。詳細な金額は業界・職種別によって変わるため、どのぐらいなのか目安をチェックしましょう。
本記事では、Indeedの料金発生の仕組みや求人掲載料の目安、そして代理店に依頼した場合の費用について詳しく解説します。
【この記事で分かること】
・Indeedの料金発生の仕組み
・Indeedの求人掲載料の目安と具体例
・Indeedの求人掲載を代理店に依頼した場合の費用
Indeedの求人掲載料はいつ発生する?|料金の詳しい仕組み
Indeedの求人掲載には、大きく分けて無料と有料の2パターンがあります。
有料掲載を選択した場合は、クリック課金型の料金体系が適用されます。クリック課金型とは、検索結果で自社の求人がクリックされることで費用が発生する仕組みです。
有料掲載を行った際は、40,000円の費用が発生するたびに、登録されたクレジットカードによる支払いが発生します。40,000円未満の場合、あるいは端数については、月末締めで請求されます。
Indeedの有料掲載の掲載料はいくらくらい?
Indeedでは課金方式はクリック課金制を採用しているため、掲載料が固定ではなく、さまざまな要因によって変動します。ここでは、Indeedで有料掲載する際の料金にかかわる項目について説明します。
課金方式はクリック課金制
Indeedではクリック課金型を採用しているため、求職者が実際に広告をクリックした時点で初めて費用が発生します。
クリック課金型には、主に以下のようなメリットがあります。
- 無駄な費用を抑えやすい
求職者が実際に興味を示した場合にのみ課金されるため、効率的な予算管理が可能です。 - 追加費用がない
月額費用や成果報酬など、クリック以外の費用は発生しません。 - 柔軟な予算管理
クリック数に応じて費用が発生するため、予算に合わせて運用を調整しやすいです。
掲載箇所は入札額によって変わりますが、必ずしも入札単価を上げれば求職者の目に留まりやすくなるわけではありません。
例えばGoogleやYahoo!などのリスティング広告と同様に、求人広告の品質も表示順位に影響します。表示回数を増やすためには、ユーザーの検索キーワードと親和性が高い求人情報であることが大切です。
クリック単価の目安
Indeedは手動ではなくAIによって自動入札が行われ、クリック単価が決まります。
クリック単価は、掲載されている求人情報同士が競合となるため、業界や職種、雇用形態、勤務地などによっても異なります。
一般的に、人気の職種や業界は多くの募集が集まるため、クリック単価は安くなるケースがほとんどです。一方、採用がむずかしい職種や業界はクリック単価が高くなる傾向があります。
スリーカウントの運用実績をもとに算出した、業界・職種別のクリック単価の目安は以下のとおりです。なお、こちらのクリック単価の目安は、地方中小企業の配信実績をもとにした参考データになります。
【業界】
業界 | クリック単価の目安 |
---|---|
医療 | 250~750円 |
飲食 | 200~600円 |
教育 | 100~500円 |
建築・建設 | 300~800円 |
福祉 | 300~700円 |
運送 | 150~500円 |
製造 | 200~850円 |
IT | 200~500円 |
【職種】
職種 | クリック単価の目安 |
---|---|
事務 | 100~300円 |
営業 | 600~1,000円 |
接客・販売 | 200~500円 |
ドライバー | 150~500円 |
介護士 | 300~600円 |
施工管理 | 300~1,000円 |
なお、AIによる自動運用では、応募数を増やそうとすることでクリック単価が想定よりも高騰する可能性があります。予算内で効率的に運用するためにも、掲載後は定期的に運用状況を確認し、必要に応じて予算の調整を行いましょう。
自由な予算設定が可能
Indeedの有料掲載の予算は自分で設定することが可能です。まずは具体的な採用予算を決めましょう。その際、採用人数や既に採用予算が決まっているかによって、シミュレーション方法が異なります。
予算の決定に必要な指標はいくつかありますが、以下の順番で1つずつ順番に試算していくとわかりやすいです。
- 採用するために必要な応募数 = 採用人数 ÷ 採用率※
- 応募を得るのに必要なクリック数 = 応募数 ÷ 応募率
- クリックを獲得するために必要な予算 = クリック数 × クリック単価
※採用率=採用数÷応募数
なお、Indeedにおける応募率の平均は0.5~1%となります。上記の方法で試算する際は参考にしてみてください。
Indeedの掲載にかかる費用の状況別の具体例
Indeedは無料で掲載できるため、予算や目標に合わせて柔軟に運用方法を検討できます。ここでは、3つのよくある状況をピックアップし、それぞれどのように対応すべきなのかを解説します。
十分な予算がない
予算を十分に確保できない場合は、できるだけ求人情報の最適化に力を入れる方法がおすすめです。
Indeedでは無料求人掲載であっても運用方法次第で成果につなげることができます。大手企業のように知名度がなくても、求職者が求めている情報を求人票に適切に記載できれば、条件に合う人材にアプローチできる可能性が高くなります。
まずは無料掲載からはじめ、状況に応じて有料掲載を検討しましょう。
採用予算が決まっている
すでに使用できる採用予算が決まっている場合は、予算内でどのくらいの効果が見込めるかシミュレーションすることをおすすめします。
掲載料は求人票がクリックされることで発生するため、前述したクリック単価の目安も参考にいくらになりそうか仮定しましょう。そこから、目標とするクリック数や応募数、採用人数が試算できます。
<例>
- 採用予算が20万円
- 勤務地などの条件が近しいクリック単価が200円
上記のような条件をもとに、下記のような試算ができます。
- 求人票の閲覧が1,000クリック
- 応募率は平均値の下限0.5%
- 応募数は5名
さらにそこから採用率を考え、採用人数を目標値として設定しましょう。
すでに無料求人掲載を行っている場合は、その際の数値を参考にしてシミュレーションすることも効果的です。
目標採用人数が決まっている
目標採用人数が決まっている場合は、1人を採用するために必要な費用を見積もり、そこから総予算を算出します。
具体的な例は以下のとおりです。
<例>
- 募集する業界のクリック単価の参考:100円
- 応募率:0.5%(Indeedの平均値の下限)
- 過去の傾向から見た採用率:20%
- 目標採用人数:5人
上記の条件をもとに予算をシミュレーションすると、以下のようになります。
- 1人採用するために必要な応募数の算出 1 ÷ 採用率 = 1 ÷ 20% = 5人
- 5人の応募を獲得するために必要な閲覧クリック数の算出 5 ÷ 応募率 = 5 ÷ 0.5% = 1,000クリック
- 1人採用するために必要な費用の算出 1,000クリック × クリック単価100円 =100,000円
この試算により、目標採用人数3人を達成するためには、約30万円の予算が必要であることが分かりました。
効率的に採用活動を行うためには、事前に予算を設定したうえで実際の運用結果と照らし合わせながら調整していきましょう。
Indeedの求人掲載を代理店に依頼する際の費用
Indeedの求人掲載を自社で運用しても思うように応募が得られない場合やより効率的に応募を増やしたい場合は、代理店への運用がおすすめです。代理店に依頼する際は、有料求人の掲載費とは別で運用代行の手数料が発生します。
運用代行の手数料は、広告出稿費の15%~30%程度になるケースが一般的です。また、代理店によっては3万円~といったように最低出稿料が設定されている場合もあります。
自社で運用する場合にも社員の時間コストは発生しているため、専門家に任せるかどうかは社内のリソースも考慮したうえで検討しましょう。
Indeedの掲載料まとめ
Indeedの料金体系はクリック課金制のため、求職者が求人票を閲覧して初めて費用が発生する仕組みです。無料でも掲載できることから、それぞれの企業の目標採用人数や予算に応じて、柔軟に運用できるというメリットがあります。
また、自社運用での成果が思うように得られない場合は、代理店への依頼も検討しましょう。
求人広告の運用で豊富な実績を持つスリーカウントは、このような求人に関するさまざまなお悩みを解決します。特にIndeedは2015年から取り組みを始めており、半年間で300件の応募獲得や、応募単価の88%削減など、多くの成果を上げています。
自社での運用に課題を感じているのであれば、ぜひスリーカウントへご相談ください。
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