求人ボックスは、多くの企業が注目する求人情報サイトです。無料かつ簡単に求人掲載ができるので、経験の浅い採用担当者の方でも手軽に求人が始められます。
本記事では、求人ボックスの詳細な情報についてわかりやすく解説します。
求人情報を効果的に発信したい企業の担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事で分かること】
・求人ボックスに掲載するための基本情報
・求人ボックスへ掲載するための方法
・求人ボックスの掲載に関しての疑問点の解消法
求人ボックスへの掲載について知っておきたい基本
求人ボックスは、「食べログ」や「価格.com」などを手掛けている株式会社カカクコムが運営する、インターネット上の求人情報検索エンジンです。
Google検索やYahoo!検索と同様に、キーワードを入力するだけで簡単に求人情報を探すことができるため、効率的に情報発信が行えます。
求人ボックスへの掲載方法は、主にクローリング(求人サイトや企業の採用サイトなどの求人情報を自動で収集して表示する方法)と採用ボード(求人ボックス内に直接求人情報を登録する方法)の2つです。いずれの方法も、代理店を通さずに無料で求人情報を掲載することができます。
ただし、より多くの求職者の目に留まるようにしたい場合は、有料で掲載する方法もあります。次の章では、無料掲載と有料掲載の具体的な方法について見ていきましょう。
求人ボックスへの掲載方法
求人ボックスへの掲載方法には、無料掲載と有料掲載の2種類があります。
無料掲載と有料掲載の最も大きな違いは、求人情報の掲載位置です。有料掲載の方が優先的に表示されるため、求職者の目に入りやすくなります。
それでは、無料掲載と有料掲載のそれぞれの方法について詳しく紹介します。
無料掲載の方法
求人ボックスへの無料掲載には、「採用ボード」と「クローリング」の2つの方法があります。どちらの方法を選んでも、登録時の初期費用や採用が決まった際の成果報酬は一切発生しません。
企業にとっては、コストを抑えながら求人情報を広く発信できる魅力的な選択肢と言えるでしょう。
採用ボード
採用ボードは、求人ボックス内に直接求人ページを作成する方法です。「直接投稿」とも呼ばれ、自社で採用サイトを持っていなくても、最短で求人ボックスへの掲載が可能になります。
採用ボードを利用するには、まず求人ボックス内でアカウントを開設する必要があります。アカウント開設から求人掲載までの手順は以下の通りです。
【掲載手順】
- 公式ホームページからアカウント登録
- ログイン後、採用ボードから「新しい求人を無料で作成」をクリック
- フォーマットに沿って求人票を作成
- 作成した求人票を公開
手順が簡単なので、求人広告を出したことのない方でも挑戦しやすいでしょう。
クローリング
クローリング掲載は、求人サイトや自社の採用サイトなどの求人情報を自動で収集し、求人ボックスに掲載する方法です。求人ボックスでは、常時的にさまざまな求人サイトや採用ページの情報をクローラで取得し、掲載しています。そのため、すでに自動で無料掲載されている可能性もあり、その場合は特に申請する必要はありません。
まだクローラの対象となっていない場合は、クローリングの掲載依頼をすることも可能です。掲載依頼の際には、連携したい採用サイトのURLなどを問い合わせフォームから連絡しましょう。
また、掲載に時間がかかる可能性はありますが、求人情報が更新された際や削除された際も自動で反映される仕組みです。
そのため、すでに複数の求人サイトに求人を掲載している企業や、自社採用サイトを持つ企業にとっては、クローリングは効率的な方法といえるでしょう。
有料掲載の方法
求人ボックスへの有料掲載には、「リスティング広告」と「有料オプション」の2つの方法があります。
これらの方法を利用することで、より多くの求職者の目に留まりやすくなり、採用活動の効果を高めることができるでしょう。
リスティング広告
リスティング広告を活用すると、求人情報を広告枠に掲載することができ、通常の掲載よりも求職者の目に留まりやすくなります。
リスティング広告を掲載するための連携方法には、クローリング連携とXMLフィード連携の2つがあります。
- クローリング連携:クローラーが自動で情報を収集して連携する方法
- XMLフィード連携:規定の仕様に従ってXMLフィードを用意して連携する方法
クローリング連携は、特に事前準備が不要であることが特徴です。一方、XMLフィード連携は準備が必要ですが、クローリング連携よりも更新内容の反映が早いという利点があります。
リスティング広告で求人を出すまでの具体的な流れは以下の通りです。
【リスティング広告の開始手順】
- フォームから求人ボックスへ問い合わせ
- 求人ボックスによる審査
- 送付される申込み書に必要事項を記入し返送
- システム連携(クローラ連携orXMLフィード連携
- アカウントが発行され
- アカウントへログイン後、各種設定を行い運用開始
有料オプション
有料オプションは、採用ボードで求人ボックス内に直接登録した求人情報を、より求職者の目に留まりやすくする方法です。
リスティング広告と同様に、検索結果の上位表示が可能になります。
【有料オプションの開始手順】
- 求人ボックスへログイン
- クレジットカードを登録する
- 求人更新画面で[有料オプションを利用する]にチェックを入れる
有料オプションは、1日だけの利用も可能なため、予算を考慮しながら柔軟に活用することができます。短期間で効果を出したい場合や、特定の求人に注力したい場合など、予算と効果を見極めながら活用しましょう。
具体的な掲載料について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
求人ボックスの掲載に関するよくある疑問
ここでは、よくある疑問である掲載終了のタイミングや掲載基準、他の求人サイトとの違いといった、求人ボックスの掲載に関するよくある疑問に対して回答していきます。
掲載が終了するタイミングは?
求人ボックスでの掲載終了タイミングは、掲載した企業側で操作できます。しかし、クローリング掲載と採用ボードの場合で、それぞれ対応が異なるので注意が必要です。
クローリング掲載の場合、求人情報を掲載しているサイト側で掲載を停止することで、求人ボックスが自動的に検知して反映します。ただし、この反映には数日程度の時間がかかる可能性があることを留意しておきましょう。
一方、採用ボードを利用している場合は、掲載期限の設定がありません。そのため、掲載が必要なくなった際は、各求人ページの「募集停止」ボタンで募集停止の操作を行います。
掲載基準の詳細を知りたい
求人ボックスには複数の掲載ガイドラインが存在し、これらの基準に反している求人情報は掲載されません。主な掲載基準は以下のとおりです。
- 法律遵守:労働基準法などの法律に違反している求人
- 内容の適切性:性的コンテンツや賭博行為に関わる求人、業務開始にあたって金銭などを要求する求人情報
- 掲載主の適格性:架空の求人や応募者・問合せ者を別求人に誘導する求人(おとり求人)、事業活動に必要な許可や届出を未取得の掲載主からの求人
求人ボックスでは、事前の審査によってこれらの掲載基準を満たしているか判定されます。
詳細な基準については、求人ボックスの公式サイトで掲載ガイドラインを確認しましょう。
求人ボックスとindeedの違いは?
求人ボックスとindeedは、どちらも人気の求人情報サイトですが、主に3つの違いがあります。
- ユーザー数や求人数
- 掲載方法や掲載基準
- 掲載料金
Indeedは世界60ヶ国以上でサービスを展開しており、ユーザー数や求人数は求人ボックスよりも多いのが特徴です。
掲載方法については、どちらもクローリングと直接投稿が可能です。しかし、各プラットフォーム独自の掲載基準があるため、求人ボックスに掲載できてもindeedに掲載できない可能性があります。
また、両サイトとも掲載自体に費用はかかりません。有料掲載の場合は、求人がクリックされたときに料金が発生するクリック課金制を採用していますが、料金設定方法に違いがあります。
求人ボックスでは手動でクリック単価を設定する入札制を選択できる一方、indeedではAIがクリック単価を自動で設定します。
そのため、求人ボックスでは細かく料金を管理し、広告費を抑えることが可能です。
求人ボックスの掲載まとめ
求人ボックスは、企業の採用活動をサポートするツールです。
無料掲載には、「採用ボード」と「クローリング」の2つの方法があり、予算を抑えながら手軽に求人広告ができます。より多くの求職者の目に留まりたい場合は、「リスティング広告」や「有料オプション」といった有料掲載を検討するのも良いでしょう。
ただし、掲載基準を満たしていない場合は掲載されないため、事前に掲載ガイドラインを必ず確認しましょう。適切な求人情報を作成し、効果的に発信することで、優秀な人材の獲得が可能になるのです。
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