リスティング広告の運用代行についてのノウハウやテクニックを公開します!

ネットショップにおけるクレジットカード決済の仕組みとは?

201611

 

ネットショップを運営するには、お客様より商品の購入代金を頂かなければなりません。

その際に重要なのが、決済方法。

 

決済方法には、クレジットカードや銀行振込、代金引換、コンビニ払いなどがありますよね。

支払う手段が豊富に選べれば、ショップの利用者も増えるわけですが、

ネットショップで最も多く利用されるのが「クレジットカード決済」。

 

クレジットカードは、銀行などで振り込む手間や、現金の準備、荷物の受け取り時にその場に居なければならない代金引換に比べると、時間を問わず、いつでもどこでも注文や支払いができるため、利用者が多いのも納得です。

実際に、私もクレジットカード決済で利用できるカードの種類を増やしただけで、売上が伸びました。

 

さて、お客様側から見ると手軽なクレジットカード決済ですが、

いざ、店舗側から見るといろいろ知らないことばかりだったりします。

 

ネットショップの運営を始めた頃の私が、

クレジットカード決済の処理で実際に分からなかった事を事例として、

ご紹介したいと思います。

そもそもクレジットカード決済の仕組みって?

なんとなくご存じの方もいるかもしれませんが、

まずは、クレジットカード決済の仕組みについてです。

 

1.お客様が、商品をカードで購入。

  この時点では、お客様に商品は届きますが、実際にお金は支払われていません。

 

2.次に、ショップはカード会社に商品の代金を請求します。

 

3.カード会社は、ショップに商品の代金を払います(立て替え)。

  その際に、カード会社は数%の手数料を商品の代金から差し引きます。

 

4.その後、カード会社は、お客様に立て替えた代金を請求します。

 

5.お客様は、カード会社に商品の代金を支払います

 

というわけで、クレジットカードは「後払い」になります。

 

オーソリゼーション(オーソリ)って何?

クレジットカードの決済をするにあたり、ショップ側はカード会社に代金を請求するわけですが、注文を受けた後に楽天市場やYahoo!ショッピングなどの決済機能を使用していると、まず「オーソリ」という見慣れない用語が出てきます。

当時、サポートセンターに注文処理について問い合わせた時も、当たり前のように「オーソリ」と言われ、頭の中に「?」が浮かんだものです。

■オーソリゼーション(オーソリ)とは

日本語にすると、信用承認、販売承認という意味になります。

「オーソリをかける」などという言い方がされます。

 

オーソリゼーションは、カードを利用する場合、

事前にそのカードが本当に利用可能かどうかを、

クレジットカード会社に問い合わせて確認することをいいます。

 

具体的に何を確認しているかというと、

クレジットカードの有効期限の確認や、不正なカードではないかの照合、

利用限度額の確認などが行われています。

その他には、支払いの遅延などのトラブルの有無などもチェックされています。

 

これをクリアすると、買物をした際の金額分の枠が確保されます。

「確保」なので、購入者へ代金はまだ請求されていない状態です。

 

「オーソリ」は自動で行われていることが多いですが、「手動」で行う場合もあります。

楽天市場などはそうですが、注文の修正で金額などが変わる場合は、

オーソリで確保された枠では使えないため、一度取り消しを行い、

もう一度オーソリを行う必要が出てきます。

その場合は「手動」で行うこともあります。

 

注文の修正の際に気を付けたいのが「枠」。

一度確保した枠を取り消すため、次にオーソリをかけた時に、

利用限度額を超えているなどで、枠が確保できず承認が下りない場合があるため、

注意が必要です。

 

また、オーソリで承認をされなかった場合の可能性としては、

「利用限度額を超えている」以外に、

「有効期限が切れている」というケースもあります。

 

その場合は、他のクレジットカードを利用してもらうか、

他の支払い方法に変えてもらう必要がでてきます。

 

または、お客様側でクレジットカード会社に直接連絡をとってもらい、

確認してもらう方法もあります。

売上の処理は何のため?

オーソリをクリアすれば、いよいよ商品の発送ですが、

発送した後に行わなければならない作業が、「売上の処理」。

楽天市場では「売上請求」、Yahoo!ショッピングでは「完了」の処理になりますが、

これは何のためにするのか、当時の私にはよく分かっていませんでした。

 

「売上の処理」は、これを行うことで初めて、お客様のカードに代金が請求されている状態になります。

また、ここでショップの売上も確定となるのです。

 

「オーソリ」のままでは、ただ枠を確保しただけ。

お客様には実際に請求がされていないわけですから、この「売上の処理」は大事な作業となるわけです。

 

その後、カード会社からショップに商品の代金が支払われるという流れになります。

 

 

クレジットカード決済は、とっても手軽ですが、

ネットショップの場合、インターネット上での目に見えないところでお金が動くため、お客様側も利用する不安や怖さは少なからずもっています。

ショップ側が仕組みを理解しておけば、何かお客様とトラブルがあった際にも

対応が早くなり、お客様側も安心します。

また、そうした対応がリピーターにつながる場合もありますので、

ぜひ、そういった仕組みも理解しつつ、ネットショップの運営をしていただければと思います。

 

 

弊社では、ネットショップの制作なども請け負っておりますので、

「ネットショップを立ち上げたい」「リニューアルしたい」などございましたら、

弊社までお気軽にご相談ください。

\毎月3社様限定
無料WEBコンサルティングの詳細を確認する

 

この記事はわたしが書きました

スリーカウント株式会社代表取締役鈴木悠資

2007年に静岡大学3年次に同じ大学のメンバーとスリーカウント株式会社を起業。
2011年より本格的にインターネット広告運用業務をスタートし、現在静岡県のトップ代理店の代表として、
自社のお客様のみならず県内の各種広告代理店様へのセミナーや、チームビルディングを積極的に行う。
インターネット広告運用全般、戦略設計に基づくWEBサイトの改善が得意。

「WEBマーケティングを活用して集客の問題を解決したい」
「ホームページの成果をもっと伸ばしたい」
「採用の問題を解決したい」
など、お気軽にお問い合わせください!