離脱率や直帰率が高いページは、逆に言えばサイト改善のチャンスです!
この記事をご覧の方は、
- 離脱率や直帰率が高く機会損失をしているか不安
- 離脱率や直帰率を下げて1人でも多くのユーザーにコンバージョンを促したい
- 直帰率が「高い」の基準がそもそも何%なのか知りたい
などなど悩んでらっしゃるのではないでしょうか?
サイトのアクセス数やコンバージョン率、数値が高ければ高いほど嬉しいものもありますが、
「直帰率」や「離脱率」が低いということはやっぱり一般的には嬉しいもの。
今回は、サイト改善時に見直してほしいこの「離脱率」や「直帰率」の数値の解釈のしかたや、その数値である理由の考え方、ページの改善方法についてご紹介していきます。
このページで分かること
- 直帰率は次のページへ移動せずに離脱した人の割合
- 離脱率はあるページから離脱した人の割合
- 直帰率はその数値のみで良し悪しを判断すると、間違った結論を出してしまう場合がある
- GA4は直帰率は確認できるが、離脱率は分からない
*少し自己紹介
私たちスリーカウント株式会社は「WEBマーケティングを活用して集客と求人」の問題を解決する企業です。これまで500社を超えるお客様と関わっており、WEB集客で成功されている企業様の中でも、広く名の知られている企業様のサポートも多くさせて頂いております。
ホームページ制作会社でも広告会社でもなく、「WEBマーケティングを活用して集客と求人」の問題を解決する企業として、今回の記事をきっかけに皆様の集客の問題の解決にお役立ていただければと思います!
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そもそも、直帰率と離脱率の違いは?
「直帰率」と「離脱率」の違いは、直帰率は次のページへ移動せずに離脱した人の割合、離脱率はあるページから離脱した人の割合を表しています。
どちらもそのページでセッションが終了した割合ですが、違いは、セッションの始まったページがそのページ自体か否かです。詳しく見ていきましょう。
離脱率と直帰率の違い
概要
個々のページの離脱率と直帰率の違いを理解するには、次のポイントを押さえてください。離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
直帰率は、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合を示します。
ページの直帰率は、そのページで始まったセッションだけが計算の対象になります。
<直帰率>
そのページに入ってきて、他のページへ移動せずにページを閉じたり、
見るのをやめた場合の割合です。
サイト全体の直帰率が高いと、ユーザーが求めるコンテンツが不足している可能性があります。
<離脱率>
ユーザーが最後に見ていたページの割合です。
ページ単位で分析し、離脱率が高いページをピックアップしながら、
そのページを改善してくことが大切です。
平均的な直帰率は40%前後が目安になる
コーポレートサイトの場合「直帰率は40%前後」が平均値と言われています。
訪問者は「このサイト求めている情報はない」と判断して、そのまま帰ってしまうわけです。
直帰率が高いことは基本的にいいことではありません。ただ、例外もあります。
例えば、複数のユーザーがサイト内の「よくある質問ページ」で、自分の悩みが解決したとします。
その場合、多くの人がそのまま直帰しますが、滞在時間は長くなる傾向があります。
「直帰率が高く、滞在時間が長い」ページというデータがとれます。
これは、ユーザーの役に立っているので、コンテンツの内容としてはOKと考えていいです。
もし、せっかく発生したアクセスを少しでもコンバージョン獲得やサイト回遊に繋げていきたいのであれば、コンバージョンページへの誘導ボタンやサービス紹介のコンテンツを配置すると良いでしょう。
この施策によりサイト回遊が促された結果として、直帰率が下がることも期待できます。
直帰率と滞在時間の関係
直帰率はその数値のみで良し悪しを判断すると、間違った結論を出してしまう場合があります。
直帰率をサイト改善に活かすためには、滞在時間やそれ以外の指標を利用しながら総合的に判断することが大切です。
直帰率と滞在時間の関係(例)
- 良い状態:直帰率が高く、滞在時間が長い
- 悪い状態:直帰率が高く、滞在時間も短い
それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。
直帰率が高く、滞在時間が長い
⇒きちんとユーザーを読みこませることができており、
ユーザーの要望に対して解決できる内容になっている状態です。
サイト回遊を促したり、コンバージョンへの導線を設置することで、転換率の強化や直帰率の低下が期待できる。
直帰率が高く、滞在時間も短い
⇒「このサイトに求めている情報はない」と早々に判断されている。
早々のサイト改善が必須。ということになります。
サイト改善の具体的な方法に関しては、下の「【では、離脱率や直帰率を下げるためにできることは?】」での章をご覧ください!
離脱率が高いのは悪いこと?
基本的に、離脱率は低ければ低いほどよいのですが、特に望まないページでの離脱率が高いと問題があります。
「望まないページ」というのは例えば、ショッピングサイトなら決済画面、通常のサイトならお問い合わせ画面です。
これらのページで離脱率が高いとなると非常に問題です。
買おう!問い合わせしよう!と思った方が、そのページで離脱してしまう原因を探す必要があります。
…実はこれ、多いんです。
スマホからのアクセスが多いのに、フォームがPC用で入力しずらいとか、入力項目が多すぎて気持ちがなくなってしまったとか。
ユーザー目線に立って、購入・問い合わせしやすい環境を作ることが大事です。
では、離脱率や直帰率を下げるポイントは?
離脱率や直帰率の数値が悪いと感じる場合には、ページ改善が必要になります。
放置しておくと、ユーザーのお問い合わせや購入の機会が少なくなるだけでなく、SEO面でも悪い影響を与えてしまい流入数自体が減少する可能性もあります。
ここでは、離脱率や直帰率を改善するために行うべき対策のポイントをまとめました。
離脱率や直帰率を下げるポイント
- タイトルやディスクリプションが、きちんとページに合っているか見直す
- 訴求力のあるTOPイメージとキャッチコピーを入れる
- 見やすいデザイン、フォント、改行を使用する
- ユーザーが満足するコンテンツかどうか見直す
- 「次へ」などの次のアクションへ進めるボタンを設ける
タイトルやディスクリプションが、きちんとページに合っているか見直す
ユーザーはタイトルやディスクリプションを見てサイトにアクセスします。
誤ったワードや、ページの内容とズレのあるタイトルだと、「自分の求めている情報じゃない」と離脱や直帰にすぐ繋がってしまいます。
訴求力のあるTOPイメージとキャッチコピーを入れる
ユーザーがサイトにアクセスした際、「自分が求めている情報かどうか」を判断する時間は3~5秒と言われています。
訴求の高いイメージやキャッチコピーは、離脱率と直帰率の低下に大きく影響してきます。
見やすいデザイン、フォント、改行を使用する
すべてのページにおいて、ユーザーにとっての「見やすい、読みやすい」が非常に大事になります。
デザインだけでなくフォントサイズ、行間、改行、句読点など地道な改良を加えることで、離脱率の低下につながっていきます。
ユーザーが満足するコンテンツかどうか見直す
誰でも知っている当たり前の内容では、ユーザーもすぐにサイトから離れてしまいます。
このページにくる人は、いったいどんなことが知りたいのか?
主観ではなく、客観的な満足を得られるコンテンツにしましょう。
「次へ」などの次のアクションへ進めるボタンを設ける
問い合わせへのボタンもそうですが、ユーザーが進むべき導線を引いてあげることが大切です。
「このページを読んだら、次は料金ページが気になるだろう」「このページの次は事例を見てほしい」など、主観・客観に合わせた誘導が、数値的な直帰率・離脱率の低下だけでなく、本質的なサイト改善に繋がります。
GA4における離脱率と直帰率の確認方法
GA4では、「直帰率」「離脱率」という指標がありません。
しかし、「集客」サマリーや、「エンゲージメント」という指標を用いることで、同様の指標を確認することが出来ます。
GA4における離脱率と直帰率の確認方法
・直帰率の確認方法
「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」→「レポートをカスタマイズ」→「指標」→「指標を追加」→「保存」
これで「ページとスクリーン」内で、直帰率を見ることが出来ます。
・離脱率の確認方法
GA4では「離脱率」の指標を見ることができません。探索レポートを使って、オリジナルのレポートを作ることで「表示数」と「離脱数」を出すことが出来ますので、そこから自身で離脱率を計算することは可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ただサイトのデザインを変更(リニューアル)したり、目的もなく感覚だけで施策を行うだけでは、同じ失敗を繰り返してしまいます。 まずはなぜ今のサイトで、思うような効果が出せないのか
どこを改善すべきなのか、しっかりと見極めて、離脱率・直帰率の低下を促し、サイトコンテンツの本質的な改善を行いましょう。
このページのまとめ
- 直帰率は次のページへ移動せずに離脱した人の割合
- 離脱率はあるページから離脱した人の割合
- 直帰率はその数値のみで良し悪しを判断すると、間違った結論を出してしまう場合がある
- GA4は直帰率は確認できるが、離脱率は分からない
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