Google広告で効果的に広告を配信するには、適切なキーワードを設定することが重要です。
この記事では、追加キーワード、マッチタイプ、除外キーワードなど、Google広告におけるキーワードの設定方法について解説します。よくある疑問と、その回答もあわせて紹介するので、広告効果の最大化を図るうえでの参考にしてください。
この記事でわかること
・Google広告でのキーワードの設定方法
・Google広告のキーワード設定に関するよくある疑問とその回答
Google広告でのキーワードの設定方法
Google広告でキーワードを設定する際は、以下の4つの設定を行なう必要があります。
・追加キーワード
・マッチタイプ
・除外キーワード
それぞれ見ていきましょう。
追加キーワードの設定
追加キーワードの設定は、以下の手順で行います。
1.サイドメニュー[キャンペーン]から[オーディエンス、キーワード、コンテンツ]⇒[検索キーワード]を選択
2.「+」ボタンをクリック
3.キーワードを追加する広告グループを選択
4.追加したいキーワードをマッチタイプの形式に沿って貼り付け、または入力(1行にひとつずつ)
5.[保存]をクリック
マッチタイプの設定
マッチタイプは、そのキーワードが検索クエリにどのように一致するかを制御するために使用されます。
マッチタイプには、完全一致、フレーズ一致、インテントマッチ(旧:部分一致)の3種類があります。インテントマッチがもっとも拡張性が高く、完全一致が最も拡張性が低いのが特徴です。
完全一致
完全一致とは、キーワードと意味や検索意図が同じであるとみなされた語句に対して表示される設定です。例えば「女性用 帽子」に対し「帽子 女性用」は表示されますが、「女性用 帽子 安い」は表示されません。
インテントマッチ(旧:部分一致)やフレーズ一致よりも絞り込みはできますが、誤字脱字があったり、順不同であったりする場合でも表示されるケースがあります。
完全一致は、キーワードの両端に[ ] の括弧をつけることで設定することが可能です。CPCが良好なキーワードなどがあった場合に設定しておくことで、広告費用を安く抑えることが期待できます。
フレーズ一致
フレーズ一致とは、キーワードが順序や文脈が保たれたままで検索クエリ内のフレーズに含まれていれば、広告が表示される設定です。そのキーワードを直接含まないものも含まれます。
例えば、キーワードが「赤い靴」である場合、フレーズ一致では以下の検索クエリに対して広告が表示されます。
・素敵な赤い靴
・赤い靴の販売
・赤い靴を探しています
キーワードの両端に「“(クオーテーションマーク)」をつけることで、フレーズ一致を設定できます。
インテントマッチ(旧:部分一致)
インテントマッチ(旧:部分一致)とは、キーワードが検索クエリの一部と一致する場合に広告が表示されるようにする設定です。
そのキーワードを直接含まなくても表示される場合があります。
上記と同じようにキーワードが「赤い靴」である場合、フレーズ一致の語句に加えて以下のような語句にも表示される可能性があります。
・靴が赤い
・赤いバッグ
キーワードをそのまま入力する(マーク等を付けない)と、インテントマッチとなります。
拡張性が高く関係のないワードにも表示されるようになるため、後述の除外キーワードの設定とセットで利用するのがおすすめです。
除外キーワードの設定
除外キーワードとは、関連性の低い語句を広告の表示対象から除外できる設定です。 コンバージョンに繋がらない不適切なクリックを減らすことができるため、広告費の無駄遣いを防ぐために設定しておきましょう。
除外キーワードの設定は以下の手順で行います。
1.すべてのキャンペーン・特定のキャンペーンどちらに除外キーワードを追加するかを選択し、特定のキャンペーンまたは広告グループを選択
2.除外するキーワードを 1 行に 1 つずつ追加
なお、キーワード追加と同じようにマッチタイプの選択が可能です。
ディスプレイキャンペーンと動画キャンペーンは自動的にインテントマッチとなり、変更することはできません。
設定済みキーワードの変更
追加したキーワードのマッチタイプを変更したり、入札単価を変更したりすることができます。
サイドメニュー[キャンペーン]から「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」⇒[検索キーワード]を選択し、以下のいずれかの方法で変更を行います。
1.キーワード自体を編集したい場合はキーワード横の鉛筆アイコンをクリック
2.マッチタイプや上限クリック単価を変更したい場合は編集するキーワードを選択し、マッチタイプの変更はキーワード横の鉛筆アイコンを、入札単価の変更は[上限クリック単価]の金額横にある鉛筆アイコンをクリック
Google広告のキーワード設定に関するよくある疑問
ここからは、キーワード設定に関するよくある疑問に回答していきます。
最適なキーワードの数はいくつくらい?
最適なキーワードの数は、業界や事業規模、サービスの内容によって異なります。 スモールビジネスであれば5個から10個のキーワードでも良いですが、大手の場合は10万キーワードなどに達する場合もあるでしょう。
ECサイトであれば、「商品カテゴリ✖️ブランド✖️掛け合わせワード」で概算することが可能です。例えば、商品カテゴリは帽子・靴、ブランドはナイキ、掛け合わせワードは安い・最新などが挙げられます。
設定したキーワードのパフォーマンスを確認するには?
検索キーワードの一覧で、コンバージョンに至ったキーワードや、逆に意図せず表示されていたキーワードを発見することができます。
具体的な操作方法としては、画面左側のメニューから「キャンペーン」を選び、「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」内にある「検索キーワード」を選択するとキーワードの一覧が表示されます。キーワードごとの表示回数やクリック数、コンバージョン数など各指標におけるパフォーマンスの確認が可能です。 フィルタ設定もできるため、成果が出ていないキーワードなど条件を絞って確認することもできます。
キーワードに記号は使える?
キーワードに使用できる記号は、アンパサンド(&記号)とアクセント記号の2つのみです。 例えば、括弧( )や感嘆符(!)といった記号は広告文では使えますがキーワードには使用できません。
等号(=)やプラス記号(+)は通常無視されます。 また、広告文でも方法によっては使用できない記号があるため注意が必要です。 感嘆符は広告文に使用できますが、例えば「!!!」のように連続するような使い方は承認されない可能性があります。
Google広告のキーワード設定まとめ
Google広告のキーワード設定は、広告の成果を大きく左右する重要な要素です。 この記事で解説した内容を参考に、適切なキーワードを設定し、広告効果を最大限に引き出しましょう。
スリーカウントでは、お客様のビジネス目標達成を支援するため、最適なキーワード設定から運用まで、幅広いサポートを提供しております。
Google広告のキーワード設定でお困りの際は、ぜひスリーカウントにご相談ください。